マーケット環境の理解

インフレ・デフレとは(物価が上がるのはどっち)

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インフレデフレといった言葉をニュースなどで聞いたことがあるかと思います。
現在の日本はデフレ社会などといわれることもありますが、ではインフレと何か?デフレとは何か?についてごく簡単にご説明いたします。

1.インフレとは

インフレ(経済用語で「inflation:インフレーション」の略です)とは、モノの価値が上がってお金の価値が下がることを言います。
お金を中心に考えた場合、お金の価値が下がりますのでお金とモノとの比較でモノの価値が上がり、物価が上昇します。
少し極端な例ですが、インフレがおこると昨日100円で買えたパンが今日は200円払わなければ買えないというようなことが起こります。


(100円でパンが買える→インフレが起こる→100円の価値がさがる→お金に対してパンの価値が上がる→200円払わないとパンが買えなくなる)

2.デフレとは

いっぽう、デフレ(経済用語で「Deflation:デフレーション」の略です)とは、モノの価値が下がってお金の価値が上がることを言います。
お金を中心に考えた場合、お金の価値が上がりますので、お金とモノとの比較でモノの価値が下がり物価が下落します。


(100円でパンが買える→デフレが起こる→100円の価値が上がる→お金に対してパンの価値が下がる→10円でパンが買える)

なお物価が下がる、あるいは100円のパンが10円で買えるようになるというと良いことのようにも思えますが、デフレになるとお給料まで下がってしまうということが起きますので必ずしも良いことではありません(上記の例でいえば、パン屋さんの売上が100円から10円にさがるので、パン屋さんのご主人さんの収入やパン屋さんでパートやアルバイトで働いている人のお給料も下がってしまします)。

3.インフレとデフレ

インフレとデフレの関係についてまとめると次のようになります、お金の価値が上がる・下がるという関係と物価が下がる・上がるという関係だけは押さえておいてください。

インフレ お金の価値が下がり、モノの価値が上がる(物価が上がる)
デフレ お金の価値が上がり、モノの価値が下がる(物価が下がる)

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