マーケット環境の理解

有効求人倍率とは(基本用語と算式)

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有効求人倍率とは、「月間有効求人数」を「月間有効求職者数」で割り算して得られる数値を言います。

有効求人倍率(倍)=月間有効求人数÷月間有効求職者数

上記の式の分子にあたる「月間有効求人数」とは、企業がこれから採用したいと考えている人数を言います。いっぽう、分母の「月間有効求職者数」とはこれから新たに就職先を求めている労働者数をいいます(共に公共職業安定所(ハローワーク)における数値を利用します)。

企業が求めている人数が100人、就職したいと考えている人数が100人の場合、有効求人倍率は100人÷100人で1.00倍となります。
企業が求めている人数が200人、就職したいと考えている人数が100人の場合、有効求人倍率は200人÷100人で2.00倍となります。

すなわち有効求人倍率が1.00以上の場合、企業の求めている人数のほうが就職先を求めている労働者より多いことになり人手不足の状態となっていることを意味しています。
逆に有効求人倍率が0.99以下の場合、職を求めている労働者の方か企業の求めている人数より多いことを意味し、人余りの状態となっていることを意味します。

(参考にした情報:厚生労働省ホームページ「一般職業紹介状況(職業安定業務統計):集計結果(用語の解説)(https://www.mhlw.go.jp/toukei/list/114-1_yougo.html)」)。

例題解説

(問題)
月間有効求人数が10万人、月間有効求職者数が20万人の場合における有効求人倍率を算定しなさい。

(解説・解答)

月間有効求人数10万人÷月間有効求職者数20万人=0.5(倍)

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