不動産の見方

不動産登記とは(公開されている不動産に関する権利情報)

投稿日:2017年12月30日 更新日:

不動産登記(ふどうさんとうき)とは、会社や個人にとって大切な財産である土地や建物(いわゆる不動産)に関し、所在(どこにあるのか)や面積のほか、所有者の住所や氏名などを公の帳簿(登記簿といいます)に記載し、これを一般公開することをいいます。
不動産に関する情報を一般公開することにより、不動産に関する権利関係などの状況が誰にでもわかるようにし、取引の安全と円滑をはかる役割をはたしています(参照にした情報:不動産登記法第1条、法務省ホームページ-不動産登記のABC「http://www.moj.go.jp/MINJI/minji02.html」など参照)。

なお、不動産登記は法務局のほか、最近ではインターネットを利用して閲覧することができます。

例題解説

(問題)
以下の設問に正か誤を答えなさい。

不動産登記とは、不動産に関し、その所在や面積のほか、所有者の住所や氏名などを公の帳簿(登記簿)に記載する制度をいいます。なお、登記簿に記載された情報は個人のプライバシーにかかわる事項であることから非公開となっています(当サイトの独自問題)。

(解説・解答)
不動産登記は不動産に関する情報を一般公開し、不動産に関する取引の安全と円滑を図ることを目的としていますので、登記簿に記載された情報は一般公開されています。

解答:誤

-不動産の見方
-,

執筆者:

関連記事

no image

物権と債権の基礎(ぶっけんとさいけん)

不動産に対する権利については、所有権や賃借権、あるいは地上権など様々な権利がありますが、これらの権利は法律上は物権と債権とに大別することができます。 物権(ぶっけん)とは、物に対する直接的な支配権をい …

no image

不動産登記の構成

不動産登記とは、不動産(土地や建物)に関し、所在(どこにあるのか)や面積のほか、所有者の住所や氏名などを公の帳簿(登記簿といいます)に記載し、

no image

一筆の土地(いっぴつのとち)とは

一筆の土地(いっぴつのとち)とは、不動産登記において区分された1個の土地の単位を言います。不動産登記法では、一筆の土地ごとにそれぞれ地番(登記上の番号)を付すこととなっています(不動産登記法第35条参 …

no image

不動産登記はなぜ必要か(対抗力の具体例)

皆さんもマイホームなどの不動産を購入すれば不動産登記を行うことになります。 では、不動産を取得しても登記しなかった場合はどうなるのでしょうか?

no image

法14条地図と公図(こうず)

不動産登記法第14条第1項では、「登記所には、地図及び建物所在図を備え付けるものとする」と規定されておりこの規定に基づいて作成され登記所に備え置かれた地図を法14条地図とういいます。