不動産の見方

一筆の土地(いっぴつのとち)とは

投稿日:2019年4月16日 更新日:

一筆の土地(いっぴつのとち)とは、不動産登記において区分された1個の土地の単位を言います。不動産登記法では、一筆の土地ごとにそれぞれ地番(登記上の番号)を付すこととなっています(不動産登記法第35条参照)。

すなわち、不動産登記簿上において区分されたそれぞれ1個の土地のことを、「一筆の土地」と表現することになります。

例題解説

以下の設問に正か誤を答えなさい。

(問題)
登記所は、法務省令で定めるところにより、地番を付すべき区域を定め、一筆の土地ごとに地番を付さなければならない。

(解説・解答)
不動産登記法第35条条文より。
登記所は一筆の土地ごとに地番を付さなければならない。

解答:正

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