所得税の仕組み

不動産所得とは(基本用語)

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不動産所得とは、土地や建物などの不動産を他人に貸し付けることによって得る所得を言います。

土地や建物を他人に貸すことによって得る所得ですので、マンションやアパートなどの大家さんが受け取る家賃などがこれにあたります

不動産所得:不動産を貸し付けることによって得る所得

不動産を売却することによって得られる所得は譲渡所得に該当します。不動産所得とはあくまでも不動産を貸し付けることによって得られる所得をいいますのでご注意ください。

不動産所得の計算は、不動産を貸し付けることによって得られる収入から必要経費を差し引いて算定します。

不動産所得=不動産収入金額-必要経費

不動産所得がマイナス(赤字)となった場合には、損益通算といって他の所得からマイナスとなった金額を差し引いて計算することができます(ただし土地の取得に要した借入金の利息部分については損益通算の対象とはなりません)。

例題解説

以下の設問に正か誤を答えなさい。

不動産を売却することによって得た所得は『不動産所得』に該当する。

(解説)
不動産所得とは不動産を課すことによって得られる所得をいい、不動産を売却することによって得られる所得は譲渡所得に該当します

(解答)

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