将来価値とは、現金や金融資産などを複利で運用した場合における将来の価値を言います。
例えば100万円の現金を3年間定期預金(複利1%)に預けた場合、100万円は3年後につぎのような金額になります。
1年後の金額:1,000,000円+1,000,000円×3%=1,030,000円 2年後の金額:1,030,000円+1,030,000円×3%=1,060,900円 3年後の金額:1,060,900円+1,060,900円×3%=1,092,727円 |
将来価値の算定は複利計算で行います。
この場合、現在の1,000,000円は将来1,092,727円となりますので、1,092,727円は1,000,000円の将来価値といいます。
なお逆に、3年後の1,092,727円の現在の価値は1,000,000円と考えることはできますので、1,000,000円は3年後の1,092,727円の現在価値(現在の価値)といいます。
(現在価値の詳細は をご参照ください)
将来価値を算定するための公式
なお、将来価値は次の公式に当てはめることによって求めることができます。
将来価値=現在価値×(1+年利)^n年 |
※ 上記算式の「^」はべき乗です。つまり「^ n年」はn乗となります。
上記の例でいえば、現在価値が現在の手元にある1,000,000円、年利が3%、n年は運用期間の事で3年となりますので以下のように求めることができます。
将来価値:1,000,000円×(1+0.03)^3年=1,092,727円