ニュースや新聞などで株価の上がり下がりを表す指標として日経平均株価という言葉をよく耳にされると思います。
この日経平均株価とはなんでしょうか?
日経平均株価(日経225などとも呼ばれています)とは、東京証券取引所の第一部に上場されている銘柄の中から225銘柄を抽出し、その株価の平均値に一定の調整(ダウ式平均:基本的には225銘柄の株価の平均値をいいますが、分母(除数)の修正などで株式分割や銘柄入れ替えなど市況変動以外の要因を除去して指数値の連続性を保つようにしています)を加えた株価指数をいいます(参考にしたページ:日本経済新聞社-国内株式「https://www.nikkei.com/help/contents/markets/marketdata/stock.html」)。
日本の代表的な株価指数であり、現在でも広く使用されていますが東京証券取引所の第一部に上場されている全銘柄を対象としたものではありません(東証1部に上場されている全銘柄を対象とした株価指数としてはTOPIXがあります)。
例題解説
(問題)
以下の設問に正か誤を答えなさい。
日経平均株価とは、東京証券取引所市場第一部に上場している全銘柄を対象として、これを時価総額で加重平均することにより算定した株価指数である。(2015年9月学科試験第1問(13)を参考に作成した問題です)。
(解説・解答)
日経平均株価は東証1部の全銘柄を対象として算定されるものではなく、東証1部上場の銘柄から225銘柄を抽出し、これに一定の調整を加えることによって算定される株価指数です。
解答:誤