不動産に関する法律上の規制

建築基準法の目的

投稿日:

建築基準法とは、多くの人々が安全に生活するために建物を建てる時に最低限守るべき基準を定める法律をいいます。
建築基準法第一条ではその目的について以下のように規定しています。

この法律は、建築物の敷地、構造、設備及び用途に関する最低の基準を定めて、国民の生命、健康及び財産の保護を図り、もつて公共の福祉の増進に資することを目的とする。

自分の保有する土地に自分のお金で建物を建てる場合であっても、地域の安全や生活環境の保全・都市計画などの観点から最低限守るべきルールがあり、そのルールをまとめた法律が建築基準法となります(例えば、自分の土地だからといって30㎡の土地に30階建のマンションを幅いっぱいに建築することは仮に技術的に可能であったとしても周囲の安全や地域のまちづくりの観点などからできません)。

例題解説

以下の文章について正誤を判定しなさい。

建築基準法は、建築物の敷地、構造、設備及び用途に関する最低の基準を定めて、国民の生命、健康及び財産の保護を図り、もつて公共の福祉の増進に資することを目的とする。

(解答)

-不動産に関する法律上の規制
-

執筆者:

関連記事

容積率(ようせきりつ)とは

容積率(ようせきりつ)とは、敷地面積に対する延べ床面積の割合をいいます。 容積率(%)=延べ床面積(㎡)÷敷地面積(㎡) 建ぺい率と同様に分母を敷地面積として算定します。 例えば、100㎡(平米)の広 …

no image

建築基準法上の道路についての基礎

毎日歩いたり、車で走っている道路にも当然に法律上の規定があります。 ここでは建築基準法に定める道路の定義と規制について基本的な内容をみていきます。

建ぺい率(建蔽率)とは

建ぺい率(建蔽率)とは、建物の建築面積の敷地面積に対する割合をいいます。 建ぺい率(%)=建物の建築面積(㎡)÷敷地面積(㎡) 例えば、100㎡(平米)の広さのある敷地に、建築面積60㎡の建物が建って …