1.所得税とは
日本の税金にはさまざまなものがありますが、そのうち個人の所得(収入)に対して課税される国税(国に納める税金)を所得税といいます。
個人の収入にはいろいろなものがあります。たとえばサラリーマンの方が勤め先の会社から受け取るお給料や自営業者の方が稼いだ収益、年金受給者の方が受け取った年金、土地や株式の売却収入(特に売却利益)や配当金など、これら個人が稼いだ収入に対して課税されるものが所得税です。
所得税の納め方
所得税は1年間(毎年1月から12月まで)の所得に税率(超過累進税率)を乗じて算定します。
所得税を国に納める方法は、サラリーマンの方などは毎月の給与から会社で天引き(源泉徴収)され、12月の最後の給与で1年間の正確な税額を計算した上で、それまでの源泉徴収した金額との過不足があればこれを調整します(年末調整)。
いっぽう自営業者やフリーランスの方などは、自分で1年間の売上から経費を差し引きして利益(所得)と税金を計算し、自分で翌年の3月15日までに税務署に所得と納める税金を申告し、納付します(確定申告)