わが国の税制

消費税とは(モノやサービスの消費にかかる税金です)

投稿日:2018年6月3日 更新日:

1.消費税とは

みなさんが日々負担している税金のうち代表的なものとして所得税のほか消費税というものがあります。
所得税は毎年の所得(稼ぎ)に対して課税される税金をいうのに対し、消費税はみなさんがお店で買い物をしたモノやサービスを消費することに課税される税金をいいます。

2.消費税の納め方(間接税としての消費税)

上記の通り、消費税を負担するのはお店で購入したモノやサービスを消費した消費者となりますが、消費者がモノやサービスを消費するたびに税務署に税金を支払いに行かなければならないとすれば、みなさんの日常生活に大変な支障をきたすばかりではなく、税務署の業務もパンクしてしまします。

このような事態を避けるため、消費税の納め方は少し変わった方法がとられます。
モノやサービスをお店で購入した消費者はモノやサービスの本来の価格に消費税を上乗せして代金を支払います。消費者から消費税を受け取ったお店は毎年1年に一度、どれだけお客さんから消費税を預かったかを税務署へ申告し、その預かった消費税を税務署へ納税します。

つまり皆さんが普段、お買いものをした際に支払った消費税の8%分はお店側でいったん預かり、お店側で1年に1度いくら預かったかを税務署へ申告し、それを納付していることになります。

このように、税務署へ税金を納付する人(お店)と税金を負担する人(消費者)がそれぞれ別の人となるような税金は間接税とも呼ばれています。消費税は間接税の代表的な税金の一つです(消費者が税務署に直接税金を支払うのではなく、お店を通して間接的に支払うので間接税です。対し、所得税は税金を負担する人が直接税務署に税金を支払わなければならないので直接税とよばれています)。

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