所得税の申告と納付

源泉徴収制度と源泉所得税の納税義務者の基礎

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給与や報酬などの所得の支払者が、その所得の支払をする際に、支払金額からその所得税額を差し引き納税者(この場合給与や報酬の受取人)に代わって国に納付する制度を、源泉徴収制度といいます。

サラリーマンやOL、アルバイトなどの給与から引かれる源泉所得税(源泉徴収制度のもとで天引きされる税金をいいます)のほか、弁護士や税理士・会計士が受け取る報酬などからも源泉所得税が徴収されます。
源泉所得税は源泉所得税を徴収したものが納税義務者(サラリーマンの給与を支払う会社など)となり、原則として源泉所得税を徴収した月の翌月の10日までに税務署に納付します(一定の条件を満たせば半年に1度まとめて納付できる制度を利用することもできます)。

例題解説

以下の設問に正か誤を答えなさい。

給与の支払者が徴収した源泉所得税の納税義務者は最終的には給与の受取人となる。

(解答)
源泉所得税の納税義務者は徴収者となりますので、給与の受取人が源泉所得税の納税義務者となることはありません。

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